『徳がないと、部下はついてこないな』 松下幸之助氏の言葉に想う

『徳』の精神が無くなりつつある現代の日本。

「部下が言うことを聞かない」、「言ったことをやらない」、「仕事が遅い」と嘆く前に、ご自身の『徳』がしっかり積まれているか確認してみることも必要なのかもしれません。

※長崎孔子廟より

 

目次

『徳』を積むことの大切さ

昨今の日本において、『徳』という言葉をあまり聞かなくなりました。

戦後の高度経済成長を経て物質的に豊かになった現在の日本ですが、その豊かさの代わりに失ってしまったものの一つは『感謝の心』ではないでしょうか。

欲しい時に欲しい物が手に入る、食べたい時に食べたい物が食べれる。

こういう時代で過ごせるのも、過去の日本人が積み上げてきた『徳』あってのことだと感じています。

私たちはこうして先人に積み上げて頂いた『徳』を消費することで、何不自由ない現代の暮らしを過ごせるようになりました。

それらの『徳』を置き去りにして、また、感謝の心も忘れ、過去の日本人の行為を批判する政治家がいる世の中。

何と嘆かわしいことか。

ただ、現代の日本人がこうして『徳』を消費し続けてしまうと、過去に積み上げられてきた多くの『徳』もやがて尽きるときがやってきます。

近いうちにこの『徳』を消費し尽くした時代がやってくるのかもしれません。

現に、日本では自殺者が年々増加し、また、本来持っている”日本人の心”からはありえない事件も起き始めています。

原点回帰ではありませんが、『徳』を改めて考えることで、多くの課題は解消される可能性が高くなるのでは。

そう感じています。

 

部下の信頼は、上司の『徳』あってのもの

「この上司ためなら」とか「この会社のためなら」という働き手は、年々減少しているように感じています。

そんな部下を嘆いている方も多いと思いますが、まずは自分自身の日々の行動や言動をふり返ってみる必要があるのかもしれません。

自分自身の将来や目標のみ考えて行動していたり、ご自身の考えを正論として部下に押し付けたりしていないでしょうか。
(何か物を買ってあげたり、食事を奢ったり、とそういったことでは残念ながら『徳』は積めません…。)

ますは相手(部下)を理解し、そして相手を唯一無二の存在として礼を尽くして接する。

そうした行動をして始めて、相手の心を真に理解することが出来るはずです。

相手を単なる ”替えが効く労働者” として接しているうちは、決して信頼を得ることが出来ないでしょう。

まずは上司が『徳』のある行動をとり、そして部下はその『徳』に応えてくれる。

『徳』の精神が無くなりお金を稼いでなんぼ、の社会になってしまった現代の日本。

これからの日本にこそ、先人の『徳』のある働き方が必要になってくるのかもしれません。

 

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【編集後記】

「高須クリニック」の高須克弥院長が熱い!

6日、ニューヨークにて、昭和天皇が太平洋戦争などに関する出来事を戦後に回想した「昭和天皇独白録」について、側近が記録した原本とされる文書が、手数料と合わせ27万5千ドル(約3090万円)で落札されたようです。

落札者は「高須クリニック」の高須克弥院長!

なお、この独白録は元外交官で側近の寺崎英成氏が鉛筆などで記録したもので、昭和天皇が張作霖爆殺事件から終戦に至るまでの経緯を語った内容が書かれており、出品されたのは173ページ分。独白録の内容は90年代に日本で出版され、大きな反響を呼びました。

高須克弥院長はご自身のブログで、
「『昭和天皇独白録』は日本の未来に役立つ財産だ。日本に取り戻すのは国民の使命だと思う」
「勝った❗落札したぜ。『昭和天皇独白録』皇室にお返しするぜ。なう。」
と書き込みました。

天晴れ高須クリニック!

本来は所有者が直接皇室に寄贈すべきだとは思いますが、そこは置いといて。

高須クリニックを暗に批判した大◯健介衆議院議員(民進党からあっさり希望の党へ鞍替えして当選した人)という国会議員がいますが、自己アピールのために的外れな発言をする前に、高須院長のように国のために何か実績をあげて欲しいものです。

 

【昨日の心・技・体】
心:読書(ゴーマニズム宣言SPECIAL 大東亜論第三部 明治日本を作った男達 下巻/小林よしのり)
技:なし
体力:@自宅トレ
・インナーマッスル×3セット

 

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この記事を書いた人

1978年9月 茨城県水戸市生まれ、埼玉県春日部市育ち。
東京都渋谷区在住。愛犬は4歳、娘2歳。
趣味は、野球(毎週日曜日)、愛犬の散歩。

雇われない・雇わない生き方である「ひとり税理士」として活動しています。

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