お客様は神様? 小さな会社こそ、ときには断ることも必要です

「お客様は神様である」
一度は耳にしたことがある言葉ではないでしょうか。

この言葉を「商売人」が発したという記録は特にありませんが、今ではすっかりメジャーな言葉になっています。

昨今では、これを逆手にとられ、非常に苦労している小売業やサービス業の方も多くなってきています。

会社にとってそれが利益になっているのか、それが社員の幸せにつながっているのか、今一度考えてみる必要があります。

※とあるスタバにて

 

 小さな会社こそ限られた時間を優良な顧客に

少人数で事業を行っている会社ほど、利益を出すには限られた時間を優良な顧客に使うことが重要となります。

ついつい目先の利益のために、「自社にとってふさわしくない顧客」と取引をしてしまいがちですが、それは長期的に見て収益的、精神的に損失を被ることになるでしょう。

そのためには、常に「自社にとってふさわしい顧客」がどのような顧客なのかを見抜く努力が必要です。

こういった場合は、自社にとってのふさわしい顧客を定義するよりも、「ちょっと付き合いたくない顧客」を明確化した方が、判断するのに悩まなくなります。

こうすることで限られた時間をロスすることなく、「付き合いたい顧客」に全力を投じることができるのではないでしょうか。

 

何でも屋さんを辞める

「お客様は神様」という想いがお互いの頭にあると、依頼や注文は際限なく来ます。

例えば会計事務所では、通常業務である税務会計顧問の他に、労務関係(給与計算、社会保険、労働保険など)の業務や、経理関係(送金、入金管理など)の業務の仕事も、(ある意味出来てしまうため)何となく受けてしまいがちです。

それらを際限なく受けてしまうと、本来提供すべき、税務や会計に関するより高度なサービスを提供する時間を奪われることになるので、結果としてお客様に対しても良い方向に向かいません。

これを防ぐためには契約時に明確に業務範囲を定めて、料金体系も明確にしておく必要があります。

その定めた範囲を超えた場合には断ることも必要ですし、それで怒るようなら、それはそれで自社にとってふさわしい顧客ではないはずです。

 

顧客リストは真空を嫌う

「お客様を失うのは不安だ。」
せっかく獲得した顧客を失うことを考えると、そう考えてしまうでしょう。

しかし、これは逆で自社にとってふさわしくない顧客を断ると、顧客リストに空白ができ、もっとふさわしい顧客に出会えるものなのです。

顧客リストが埋まったままだと、その機会をつい見過ごしてしまい、本来現れるべきいい出会いの機会を失ってしまいます。

「断る」ことで、疲弊した日々ではなく、優良な顧客に出会い、そして自分の力を存分に発揮できる顧客に出会えることになるのです。

 

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【編集後記】
「ティップ.クロス TOKYO 渋谷」に通い始めて約2ヶ月弱となりました。
ティップネスには大学5年生の時にアルバイトで1年間働かせて頂いたことがありますので、何となく懐かしい感じ。

今ティップネスで働いている方達は、私がアルバイトしているとき幼稚園生か小学生だったのでしょう。

時の流れは早いものです…(°_°)

とりあえず、今はまだ肉体改造中ですが、このまま行けば秋の税理士会トーナメント、そしてマスターズ甲子園で、ある程度の成果は出せそうです。

140キロ…..サイドスローで投げるのは中々厳しいですが、少しでも近づけるように、これからも独自メニューで改造し続けていきます。

 

【昨日の心・技・体】
心:読書(乃木大将と日本人/スタンレー・ウォシュバン
技:米国公認会計士の試験勉強
体:@ティップ.クロス TOKYO 渋谷
・SPINNING45
・腹筋トレーニング×2セット
・前腕トレーニング×2セット

 

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この記事を書いた人

1978年9月 茨城県水戸市生まれ、埼玉県春日部市育ち。
東京都渋谷区在住。愛犬は4歳、娘2歳。
趣味は、野球(毎週日曜日)、愛犬の散歩。

雇われない・雇わない生き方である「ひとり税理士」として活動しています。

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