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「企業版ふるさと納税」とは? 個人版とは仕組みが全く違うので注意が必要です!

 
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1978年9月30日生まれ。 春日部育ち、渋谷区在住。 「雇われない・雇わない生き方」をするひとり税理士。 ひとり、もしくは少人数で活動している事業主(経営者)のサポートを中心に活動しています。
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個人版のふるさと納税が始まって以来、今では一大ブームとなっています。

社会的意義というより損得の話になってきているので、いつ廃止になるか分かりませんが、この度「企業版ふるさと納税」なるものができたので、ざっくりまとめてみました。

※スタンディングデスクより

 

「企業版ふるさと納税」のポイントは?

「企業版ふるさと納税」の制度の仕組みを詳しく解説すると余計分かりづらくなるため、結果としてのポイントを先に記載します。

1.返礼品(お礼の品など)は基本的に無い

2.寄付したお金の約6割の税金が安くなる(寄付したお金の約4割が実質会社負担)

3.寄付額の下限は10万円(10万円未満の寄付は認められない)

4.政府から認定を受けた自治体のみ対象

 

1.返礼品(お礼の品など)は基本的に無い

個人版ふるさと納税の圧倒的拡大の要因は何と言っても「返礼品」の充実でしょう。

それ専用の立派なサイトが複数立ち上がるなど、すでに一大産業のようになっています。

企業版ふるさと納税が始まる、と聞いて、「え!会社の経費で寄付して返礼品もらえるの!?」と誤解している人も多くいると思いますが、会社が行うふるさと納税に関しては、基本的に返礼品はありません。

”基本的に”というのは、内閣府地方創生推進事務局が発表した資料に
『「まち・ひと・しごと創生寄附活用事業」へ寄附を行うことの代償として経済的な利益を受け取ることは禁止されています。』
と書かれているためです。

万が一これに逆らって返礼品を受け取った場合は、会社は返礼品の時価相当額を収益計上する必要があります。

実際は国が禁止していることに逆らってまで返礼品を渡すことはありえないので、返礼品は無いものと考えた方がいいでしょう。

 

2.寄付したお金の約6割の税金が安くなる

ここの税金計算を詳しく書くと頭がこんがらがってしまうため、ざっくり図で説明をします。

例えば100万円の寄付をした場合、
・100万円が経費となりその分利益が減るため、寄付をしなかった場合と比較して利益にかかる税金が約30万円少なくなる。(税率を30%とした場合)
・上記とは別に、法人事業税の10万円が税額控除される
・上記とは別に、法人住民税の20万円が税額控除される

ただ、減税効果や税額控除による控除額は、会社の利益や納税額の状況により変わってきますので、細かいシミュレーションについては、税理士、もしくは税務署に相談することをオススメします。

 

3.寄付額の下限は10万円

なぜ10万円を下限として設定したのかは不明です。

会社は個人と違って資金力があるし、小口の寄付の場合は受け取る側の事務処理も大変だし、といった考えからでしょうか、そこら辺は分かりません。

もしかしたら中堅規模〜大企業を想定しているのかもしれません。
(小規模事業者や中小企業者にとって10万円の支出は非常に大きい)

 

4.政府から認定を受けた自治体のみ対象

これは何でもかんでもどの自治体でも募集してオッケーですよ、という訳ではなく、正式名称が「地方創生応援税制」となっているように、基本的には「地方」の自治体が対象となるようです。

対象の自治体はこのページから簡単に検索することができます。

ちなみに東京都は今のところ「青梅市」しかありません。

 

まとめ

上記のとおり「企業版ふるさと納税」は「個人版ふるさと納税」と比べても、本来の趣旨に沿った社会性の高いものとなっています。

単純に考えても、寄付して減税になったところで、会社から流出する資金が減る訳ではありません。約4割は確実に手元資金が減ることになります。

個人版と違って爆発的に普及することは無いと思いますが、社会性を求める企業もどんどん増えて行くと思いますので、もしかしたらじわじわ普及し、将来は当たり前の税制になっているかもしれません。

 

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【編集後記】
一昨日、メジャーリーグでプレーしている青木宣親選手ですが、所属するブルージェイズでメジャー契約の40人枠から外れ、戦力外(解雇)となりました。

27日のブルワーズ戦で本塁打を含む4打数3安打と活躍していただけに、個人的にはかなり衝撃的な発表でした。

メジャーリーグではこういった突然の戦力外は日常茶飯事ですが、先月の31日にアストロズからブルージェイズへ移籍したあとの12試合で、打率.281、3本塁打、8打点と結果を残し、今後も期待できそうだっただけに非常に残念です。

ブルージェイスは現在地区最下位であり今期の優勝は絶望的なので、来季を見据えて若手を起用していく方針なのでしょう。

ただ、こういった感覚は日本人にはフィットしないかもしれません。

日本の会社で突然「今期から若手を育て、2〜3年後は若手を中心とした活気のある会社にしたいので、40歳以上は8割解雇します。」と言われたら大問題になります。

メジャーリーグはおそらくこんな感じで、常にリスクと隣合わせなのでしょう。
チームの方針や目的に合わない選手はいらないのです。

明日、突然仕事がなくなるリスク。
これを他人事と考えている方は要注意です。

これからますます進むであろう世界規模でのM&A、そして情報革命や生活・文化様式の変化で、現在の企業形態は間違いなく変化していくでしょう。

自身が所属する業界事態が無くなる可能性もあります。

万一そこから弾かれた場合、そこから先は自分の看板で食べていかなければなりません。

自分の名札で食べていけるようにすることが、これからは一番のリスク対応の方法なのかもしれません。

 

【昨日の心・技・体】
心:読書(全社員生産性10倍計画 1人500円かければ、会社は儲かる!/本間卓哉)
技:なし
体:@自宅トレ
・腹筋×3セット
・指先トレ×2セット

 

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