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今話題の『給与所得控除』の見直し。そもそも何それ?の方へのブログ

 
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1978年9月30日生まれ。 春日部育ち、渋谷区在住。 「雇われない・雇わない生き方」をするひとり税理士。 ひとり、もしくは少人数で活動している事業主(経営者)のサポートを中心に活動しています。
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政府税制調査会によると、2018年度税制改正により「給与所得控除」の見直しがされることが濃厚となりました。

知らぬ間にシレッと増税される我が日本。

全てのサラリーマンが影響を受ける「給与所得控除」をざっくり説明してみます。

※大阪城より

 

「給与所得控除」とは?

簡単に言うと「サラリーマンだって仕事のためにスーツとか靴買うんだから経費にしてよ!」と言うことで、お給料から一定額を概算の経費としては控除(差し引ける)ものです。

これは法律で定められた計算式により算出されるため、アルマーニのスーツを買ってもメルカリでスーツを買っても控除される金額は変わりません。

ちなみに給与所得控除の計算式は次の通りです。↓


※国税庁HPより参照

 

ご覧の通り、よっぽどの計算マニアでない限り、わざわざこのページを検索して計算する人はいないでしょう。

そこで例をあげて計算してみると、次のようになります。

▶︎給与100万円の場合
100万円×40%=40万円 → 控除される金額は「40万円」になります。

▶︎給与200万円の場合
200万円×30%+18万円=78万円 → 控除される金額は「78万円」になります。

▶︎給与400万円の場合
400万円×20%+54万円=134万円 → 控除される金額は「134万円」になります。

▶︎給与700万円の場合
700万円×10%+120万円=190万円 → 控除される金額は「190万円」になります。

▶︎給与1500万円の場合
1,000万円を超えると220万円が上限 → 控除される金額は「220万円」になります。

 

おそらくこの計算式が次回の税制改正で変更されることになるのでしょう。

サラリーマンに対して増税するのが一番楽ですしね…。

 

合わせて「基礎控除」も変わるかも

上記の「給与所得控除」とセットで「基礎控除」も改正されるようです。

「基礎控除」とは、全ての納税者が一律で差し引くことができる制度のこと。

国税庁の説明ではこんな感じです。↓

※国税庁HPより参照

 

つまりサラリーマンであろうと、年収10億円の個人事業主あろうと、一律38万円は稼いだ所得から差し引いていいよ、というものです。

上記の「給与所得控除」の理屈と比べ、この「基礎控除」が存在する理屈はもっと細かいものになります。

「基礎控除」の発祥は憲法25条に設けられた生存権が基であり、成人男子が健康な身体を維持できる為の献立を基に一年間の食費を算定し、次にエンゲル係数で除して最低生活費を求めて算出されていました。

分かる範囲で変遷をみてみると、
・1965年→127,500円
・1977年→290,000円
・1984年→330,000円
・1989年→350,000円(消費税3%導入により)
・1995年→380,000円(消費税5%導入により)
となります。

と見てみると、消費税増税による影響を考慮しないと実質30年以上基礎控除額は変わっていないことになります。

そもそもの生い立ちを鑑みると、政府税制調査会が言う「給与所得控除額」を引き下げる代わりに「基礎控除額」を引き上げて”あげる”、という説明は如何なものかと…。
(”あげる”とは言っていませんが、ニュアンスが伝わってきます…)

「給与所得控除」とは別に、「基礎控除」は物価指数や統計を基に適正な額を算出するのが本来の姿であると考えれられます。

少し脱線してしまいましたが、今後も税制改正には注視していく必要があります。

 

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【編集後記】
11月14日から15日にかけて、アフリカ南部のジンバブエで軍事クーデターが起こりました。

ご存知の通り、現職のムガベ大統領に対する軍事蜂起ですが、通常イメージするアフリカの軍事蜂起とは違い、多少やんわりした感じの蜂起のようです。

引き金はムガベ大統領夫人(通称グッチ・グレース)ではないかとも言われており、まあその通りでしょう。

どの国でも起こってますが、強大な権力を持ち続けると、人は良識的な判断力を失い感覚が麻痺した状態となります。

たとえ国民が飢えに苦しんでいたとしても、そんなことはお構いなし。
自身は豪華な食事し、高級なものを買いあさり、豪勢な建物を建てるようになります。(国のお金で)

これは歴史を振り返ってみても繰り返し起こっていることで、権力者=英雄となるのは中々難しいようです。

西郷隆盛の垢を煎じて飲ませたいくらいです。

そう考えると現在国会でも議題に挙げられている加計学園問題など、なんと可愛いものか…。

ただ、なぜか日本には西郷隆盛を筆頭に、自身の持つ権力に溺れず自己犠牲で民衆のために行動する立派な先人たちが数多くいます。

歴史は、時代を超えてわたし達に多くのことを学ばせてくれます。
ある意味、その人自身が芸術なのかもしれません。

グッチ・グレース(新しいブランド名みたい)を見て改めてそう思った今日この頃です。

 

【昨日の心・技・体】
心:読書(声優魂/大塚 明夫)
技:なし
体力:右肩痛のため休養

 

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