3月21日、一般財団法人全日本野球協会(BFJ)と公益財団法人日本野球連盟(JABA)主催の『第1回 野球データ分析競技会』が開催されました。
ハイレベル、そしてマニアックな話の連発で終始興奮しながらの聴講となりました。
※張り切り過ぎて最前列で聴講
精鋭たちによる超専門的データ解析
今回開催された「野球データ分析競技会」は、事前に行われた予備選考を勝ち上がった7チームによるプレゼン競技となります。
新規性、論理性などの4つの視点から、野球の競技力向上に繋がるデータ分析をそれぞれ行います。
どのチームのプレゼンも素晴らしく、何か取り入れることが出来ることがないか、ずっとメモしてました。
その中で第1回の栄えある最優秀賞に輝いたのは、横浜市立大学院チーム。
テーマは「打球の回転軸、空振りの取れるフォークボール」でした。
個人的にもこのチームのプレゼンは非常に新規性も高くて、かつ分析力も非常に素晴らしかったと感じています。
おめでとうございます!
野球とアナリスト
近年の急速なデジタル化により、野球界にも大きな流れがやってきています。
サッカー界ではトラッキングシステムの導入はもはや当たり前のものになっており、ワールドカップなどの主要国際大会においても、試合に出場した選手の走行距離やスプリント数がゲーム中に表示されるようになっています。
日本のプロ野球界でもほとんどの球団でトラッキングデータが集計されておりますが、メジャーリーグと違い一般には公表はしていません。
アメリカではMLBのトラッキングデータを使い、独自にデータ分析を行うアナリストの方が数多くいます。
そのデータ分析により新しい発見も出てきているのも確かです。
野球のゲーム性を考えると、トラッキングデータの公表にはメリットが多く、データ公表を望む声が多いようです。
私が育ってきた野球環境(昭和後半~平成前半)からしたら、こういった科学的な分析により野球の動きを正確に視覚化できることは非常に羨ましいです(泣)
聴講者もプロ級の人ばかり
私、税理士として聴講させて頂きましたが、周りを見渡せばプロ野球関係者と社会人野球関係者ばかり。
ああ、野球人の中にいるな…と久しぶりの感覚でした。(変態)
プロ野球界も社会人野球界も、デジタル化に関してはこれからまだまだ新発見がありそうです。
サッカーやバスケットボール(最近は卓球)に押され気味の野球ですが、デジタル化を生かし、今後はより面白い野球を見せていくこが可能だと確信しました。
今回第1回が開催されましたが、第2回も是非聴講させて頂きたいと思います。
BFJ様、JABA様、この度は貴重な体験をさせて頂きまして、ありがとうございました!