「ひとり税理士のIT仕事術」の内容が濃すぎて涙目

今月発刊された「ひとり税理士のIT仕事術」。

渋谷の本屋さん3件回りましたが売切れ、恵比寿の本屋さんでようやくゲットしました。

著者は、ひとり税理士の第一人者である井ノ上陽一さんです。

 

※自宅にて

 

 

目次

税理士の働き方は人それぞれ

著者である井ノ上さんは、「税理士とはこうあるべきである」という主張をするつもりは毛頭なく、税理士も千差万別、得意不得意もあるし、それぞれその税理士に合った働き方があるのではないか、その選択肢の一つとして自身の生き方を本やブログから発信している、のだと勝手に思っています。(間違っていたらすみません…)

私自身も税理士試験を受験し始めたときは、独立するなんて全く頭になく、大きい税理士法人でサラリーマンとして働くのかな〜、でも残業多そうだな〜、まっ仕方ないか、くらいな感じで税理士を目指してました。

それは、大学を卒業して一般企業に就職しましたが、
・飛び込み営業が苦手だった
・働くのは生活するためにお金を稼ぐことだと思ってた
・朝会社に出勤することが当たり前だと思ってた
・安定した給料が毎月入ってくることが一番重要だと思ってた
という固定概念を抱えながら働いたからでもあります。

しかし、井ノ上さんの塾やセミナーに参加することで、それらは
・飛び込み営業だけが営業ではない
・働くのは人の役に立つため。お金はそのあと
・出勤は会社の都合のよい仕組み
・一番重要なのは安定した給料よりも人生の充実
という考えに変わっていきました。

これが良いか悪いかというのは人それぞれだし、自分の考えが正しいなんて全く思っていません。

ただ、ひとつ言えることは自分自身の思い込みで、勝手に自分の限界を作っていたことです。

 

これから税理士を目指す人の一つの選択肢として

当然、「ひとりで税理士なんてかっこ悪いぜ!俺はガンガン集客して事務所大きくしてメジャーになるんだ!」といった税理士がいてもいいと思います。

それは自分がどういう人生を送りたいか、社会にどういう影響を与えたいか、他人からどう思われたいか、などによって当然変わってくるからです。

おそらく、ひとりの税理士として人も雇わず活動していくことに対して、批判的な税理士もいるでしょう。

同業として悲しいですが、匿名ブログでひとり税理士に対する批判記事を書いている人もいます。

人のやり方を受けとめて、それが自分の考えと違っていても学べるところは学ぶ、そういった謙虚な姿勢は税理士に限らず経営者として必要な資質です。

税理士として独立を考えている方は、まずは固定概念を捨て、本当に自分がおくりたい人生はどんな人生か、そのためにはどういった生活スタイルが理想なのか、そういった「生きる」上での基本的なところから、一度思考をリセットさせて考えてみてもいいかもしれません。

 

「ひとり税理士の仕事術」と「ひとり税理士のIT仕事術」

本のことに触れずここまできてしまいましたが、内容については濃すぎてうまく伝えることができません。

「ひとり税理士のIT仕事術」は、同じ出版社(大蔵財務協会)から出ている「ひとり税理士の仕事術」の第二部です。(間違っていたらすみません…。)

 

ジョジョの奇妙な冒険の第一部である「ファントムブラッド」のあとに第二部の「戦闘潮流」を読むのと同じように、できれば第一部の「ひとり税理士の仕事術」を読んでから第二部の「ひとり税理士のIT仕事術」を読むと、より “ひとり税理士” としての生き方が分かると思います。

こういった生き方を知ることで、今の会計事務所(税理士事務所)で疲弊している税理士試験受験生の心に、ひとすじの光が射し込んでくれれば、これ以上幸せなことはありません。

みなさんの志は必ず税理士業界を盛り上げていくでしょう。

お互い頑張っていきましょう。

 

|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

【編集後記】
政府は、約330万人(国・地方合わせて)いる公務員に、65歳完全定年制を導入することを決めたそうです。

今年の年末までに、国家公務員法と地方公務員法の改正案をまとめて、2018年の1月からの通常国会で成立、そして翌2019年から公務員の定年を段階的に延長し、年金が65歳支給開始となる2025年に「65歳完全定年制」を敷く方針だそうです。

今から8年後となると、当然AI(人工知能)の技術も革新的に進んでおり、また国が抱える借金(現在約1400兆円)も膨大なものになっているでしょう。

マイナンバーをもっと有効に活用し、そこにAIを中心としたITを組み合わせていけば、公務員の仕事は今より劇的に少なくなるでしょう。

税収も現在より増える見込みはないため、再雇用による大規模な支出増加は、得意の地方債を大量に発行して対応するのでしょうか。

公務員に関する法律の改正は遅々として進まないことが多いですが、この改正についてはえらく迅速に決まりそうです。

最終的にデフォルトして借金をチャラにする算段なのかどうか分かりませんが、民間で働く私たちは、自分の身は自分で守っていかないと、将来とんでもないことになりそうです。

得てしてこういう国民に重要なニュースはしれっと流れてるんですね…。

 

【昨日の心・技・体】
心:読書(神速スモール起業/小山竜央)
技:なし
体:積極的休養日

 

 

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

1978年9月 茨城県水戸市生まれ、埼玉県春日部市育ち。
東京都渋谷区在住。愛犬は4歳、娘2歳。
趣味は、野球(毎週日曜日)、愛犬の散歩。

雇われない・雇わない生き方である「ひとり税理士」として活動しています。

目次