「便利な社員」にならないために、時には仕事を上手に断ることも必要です

何でもかんでも上司から頼まれる仕事を引き受けていては、自分の価値は高められません。

「便利な社員」にならないよう働きながら自己を成長させるためには、上手に仕事を断ることも時には必要です。

※朝日に照らされるヤシの木より

 

 効率的に働くほど、仕事は振られてしまう

大抵の会社は就業時間が定められておりますので、効率良く働いて就業時間内に仕事が完了したとしても、早く帰ることは中々できません。

その場合は、上司から新たな仕事を振られ、結局残業になってしまうパターンが多いでしょう。

また、当日の仕事の予定を管理し集中して業務をしている最中に上司から雑務を頼まれると、本来なら自分の想定した時間内に終わるはずの仕事に、当初予定の倍の時間がかかってしまったりと、結局は自分の負担が増えるだけでなく会社にとってもマイナスとなってしまいます。

新人ならともかく、中堅になっていてもこのような働き方をしていては、自分の価値は上がっていきません。

そのためにも、集中力を要する仕事をしているときは「現在の仕事の優先度はこうであり、今その仕事をお引き受けしますと、優先度の高い仕事に支障をきたることになります」などと、きちんと説明して断ることが必要になってきます。

正常な上司ならこれで納得し、当然社内の評価も下がることはありませんが、会社全体の優先度や重要性を考えていない目線の低い上司の場合は、怒りを買ってしまうことも考えられます。

こういった上司は、会社のことよりも自分の評価や上司としての威厳を重要視しておりますので、断るための説明の仕方は、より慎重を期す必要が出てくるでしょう。

 

「断る」には理由も必要

断る場合は、ただ「やりたくない」という感情的な気持ちだけでは当然ダメで、仕事を断っていいのは、その仕事を受けることでかえって会社の不利益になり、そして、そのことを上司に論理的に説明できる場合に限ります。

そのように仕事と時間を上手くコントロールできれば、毎日予想もつかない残業に悩まされ日々ヘトヘトになることなく、早く帰れる日はゆっくり休んで英気を養ったり、その時間を勉強にあてて、自分の価値を高めるべく将来に向けての投資の時間とすることもできます。

また、それを会社に活かすことができれば、それも会社にとってプラスとなります。

 

 何を第一に考えるか

そういったことを一切考えず、頼まれる仕事を次から次へと引き受けていると、自分の価値を高めることはできず、結局「便利な社員」で終わってしまいます。

上司が部下に雑用を頼もうとするとき真っ先に頭に思い浮かぶのは、そのような「便利な社員」です。

「便利な社員」にはそういった雑用が集中してきてしまうので、いつも細かい作業に終われ、肝心な大きな仕事をする余裕も、受け入れる余裕もなくなってしまいます。

それは自分が成長できる機会を逃してしまうことにも繋がります。

自分の成長を第一に考えるのであれば、時には仕事を上手に断って仕事量をコントロールすることも大切なのではないでしょうか。

 

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【編集後記】
昨日、税理士会日本橋支部野球部のリーグ戦がありました。

春のトーナメントの反省も踏まえて、秋のトーナメントまでの全ての試合にて、チームの課題、そして個々人の課題を、毎試合掲げるようにしています。

結果は25対1と点差が離れての勝利でしたが、点差に関係なく、常に1点差の意識で攻撃できたのではないかと思います。

課題克服のための試合で重要なことは、どれだけ点数をとるかではなく、どれだけチームの得点パターンまで持って行き、そこで確実に点を取れるかです。

得点パターンはチームよって様々ですがが、日本橋支部チームの場合はある程度得点パターンが固まってきたように思えます。

その得点パターンをチーム全員が共通認識として持っていれば、場面場面で、個々人が何をすればよいか自然と判断し、そして行動をとるようになるので、より得点できる可能性が高くなります。

そのためには、当然繰り返しの練習が必要ですし、そしてそれを実践で試す必要があります。

秋のトーナメントまでの試合数も限られていますので、チームにとっても、そして自身にとっても、1試合1試合を無駄にしないよう取り組んで行きたいと思います。

 

【昨日の心・技・体】

心:読書(減らす技術/レオ・バボータ)
技:なし
体:ジムなし
・腹筋トレーニング×2セット
・100mダッシュ×6本
・練習2時間
・税理士会野球部試合(投球2イニング)

 

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この記事を書いた人

1978年9月 茨城県水戸市生まれ、埼玉県春日部市育ち。
東京都渋谷区在住。愛犬は4歳、娘2歳。
趣味は、野球(毎週日曜日)、愛犬の散歩。

雇われない・雇わない生き方である「ひとり税理士」として活動しています。

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