「知ったか」をなくす。専門分野こそ相手の視点から自分を見てみる

ある専門分野に長く属していると、周囲からはその分野に関して、ある程度一目置かれるようになるでしょう。

その環境から、自分の「知っている」という慢心が生まれ、いつの間にか自分の視点からしか物事が見えなくなってしまう、ということがあります。

そうなると自分が蓄積してきた知識や経験の範囲内でしか物事を判断することができず、また、それらと異なる他人の考えや周囲からの意見を遮断しがちです。

誰でもなってしまうそういった事態ですが、予防策をまとめてみました。

※太平洋上空にて

 

専門用語を使い過ぎない

税理士として長く会計業界で働いていると、日常から会計用語が飛び交っています。
上司に説明するにも、部下に確認をするにも、当然それらの用語で通じます。

しかし、一度外にでるとその常識は常識でなくなるでしょう。

長く経営をしている社長さんになら、ある程度の会計用語は通じるかもしれませんが、それでも税法独特の言い回しなどは、なかなか相手に理解してもらうのは難しいと感じています。

当然、知らず知らずのうちに出てしまっているそれらの言動ですが、意識することでなくすことも出来ます。

例えばメール1つとっても「専門用語や、やたらカタカナ用語を使ってないか」を都度自分で確認したり、打合せ時においても専門用語を使わずその専門用語を説明する感じで伝えてみる、といったことです。

自分が専門分野だと思っていることこそ、こういった意識が重要になるのではないでしょうか。

 

知らないことを認める

自分の専門知識が豊富だと思っていればいるほど、他者からの情報や知識について、それらが自分の知らないものであっても「知らない」と認めることが難しくなりがちです。

「知ったか」は、自分の知識や経験から得たやり方以外の新しいことが出てくると、反射的にそれらをもみ消してしまうものです。

自分が過去から積み上げてきたことが無駄になってしまう、そういった恐怖もあるのかもしれません。

しかし現時点の自分は完成系ではありません。

異質を受け入れて新しい常識を受け入れる余裕があれば、まだまだ成長することができると信じることが必要です。

そのためにも、知らないことは「知りません」と認め、その異質なものを受け入れる体制を、自分の中で常に持っておくことが必要なのではないでしょうか。

 

受け売りに頼り過ぎない

「受け売り」と「知識」の判別は中々難しいものですが、相手から深く追求されて説明できないようであれば、それは「受け売り」でしょう。

私の考えでは、始めは「受け売り」であっても、それを実践したり経験をし、それが自らの血となり肉となればそれは自分の知識である、と思っています。

「〜さんが言ってたから間違いない」や「〜に書いてあったから正しい」という言動は自分の考えを放棄してしまっています。

「知ったか」にならないためにも、相手にそういった言動をしないように注意して、逆にそう言われたら疑ってかかるくらいの気持ちを持つことが必要ではないでしょうか。

 

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【編集後記】
昨日は税理士会野球部で行われた練習試合の前に、秋のトーナメントに向けての約1時間半のミーティングも行いました。

やはり「負け」から得るものは大きいです。

勝ち続けていると、勝利した気分の高揚から試合中に起きた些細なミスや、意識不足によるボーンヘッドを見過ごしがちですが、「負け」たことで些細なミスも心に残り続けます。

そしてその心に残ったものを解消して、次に生かしていくことができます。
これは野球のみならず、人生のあらゆる場面においても同様ではないでしょうか。

失敗は次の成功のための過程である、ということはよく言われていますが、正にそのとおりだと思います。

先人たちの「失敗」の積み重ねで、現在の私たちが暮らしている社会が存在しているのです。
※結果として成功のための過程なので「失敗」ではありません。

秋のトーナメントまで、練習試合を含め数試合が予定されておりますが、一試合一試合チーム、そして個人で春に得た課題に取り組み、やはり「負け」が失敗ではなかったこと、それを秋のトーナメントで証明したいと思います。

 

【昨日の心・技・体】
心:読書(会社のお金は通帳だけでやりくりしなさい/神田知宜)
技:休み
体:税理士会日本橋支部野球部の練習試合

 

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この記事を書いた人

1978年9月 茨城県水戸市生まれ、埼玉県春日部市育ち。
東京都渋谷区在住。愛犬は5歳、娘3歳。
趣味は、野球(毎週土曜日・日曜日)、愛犬の散歩。

雇われない・雇わない生き方である「ひとり税理士」として活動しています。

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