躍進する日本の卓球界。そこには日本人の精神がありました

日本の卓球界が躍進しています。

選手の努力による技術力の向上もありますが、それだけでは人を惹きつけることは難しいのがスポーツ。

卓球協会のホームページを見て、その答えの一部が垣間見えました。

※霧島の夕暮れより

 

「勝利を目指す前に大切なものがある」

公益財団法人日本卓球協会のホームページを見てみると、トップページに『勝利を目指す前に大切なものがある」』という見出しが出てきます。

ここをクリックしてみると、小・中学生選手、指導者・保護者向けにあるべき姿を考えるためのマナーブックのpdfをダウンロードすることができます。

ここにはスポーツマンとしてのフェアプレー精神や、審判・対戦相手へのリスペクトなどのスポーツマンシップが書かれており、これらは卓球選手としてのみならず、人間として成長するためにもとても重要なものです。

先日の世界卓球を見ていて、つい試合に引き込まれ最後の最後まで見入ってしまったのは、選手のこうした姿勢が視聴者にも伝わり、そしてそれがとても爽やかで、なおかつ潔いものであったからなんだと、この冊子を見て気づきました。

 

代表選手に対する行動規範

それは卓球の日本代表選手に対する行動規範にも表れていました。

具体的には、下記の行動規範が示されています。
1.責任ある行動
2.規律ある行動
3.競技への心構え
4.危機管理
5.ドーピングに関する対応
6.メディア対応
7.コンプライアンス遵守

この中でも、「3.競技への心構え」の中で ”武士道の精神”という言葉が使われています。

この武士道精神は、世界の中でも日本特有の思想ですが、その具体的解釈は千差万別です。

武士道と言えば、山本常朝の葉隠の一節「武士道と云ふは、死ぬ事と見付けたり」が有名ですが、卓球協会が掲げる武士道精神はこういった武士の一生としての心得ではなく、相手に対し敬意を払い、礼節をわきまえる、といった一騎打ちに向かう武士の心得のようなもののようです。

子供への指導方法を通じ、卓球選手としてのみならず人間としての成長を願っている卓球協会のこの姿勢は、とても素晴らしい取組だと思います。

今後、日本の卓球界はどんどん世界で躍進していくであろうことを確信しました。

情報化が進んだ昨今、そしてこれからのAI革命をむかえるにあたり、こうしてスポーツを通じょて人間形成をしていくことは、今後、より重要になっていくでしょう。

他の競技も、子供のうちから勝ち負けのみの指導ではなく、卓球協会のようにスポーツを通じた人間形成にトップが率先して力を入れていって欲しいと思います。

 

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【編集後記】
現在銀行カードローンによる多重債務者が増加傾向にあります。

以前、消費者金融による多重債務が続出していましたが、「年収の3分の1」とう上限規制が出来たことにより、そういった人たちが上限のない銀行カードローンに流れてきている結果でしょう。

当然、消費者金融と大差ない銀行カードローンにも上限を儲けるべきだと思いますが、全国銀行協会はこれに反対しているようです。

とういうのも、銀行カードローンや消費者金融(各大手銀行傘下)は非常に高利であるため儲かるからでしょう。

今や住宅ローンの金利も1%を切り、また企業への融資による金利も非常に低利になっています。
その中で18%近い金利をとれるこれらの貸付は、現在の銀行にとって大きな収入源となっているのでしょう。

もちろん返済不能による貸倒れリスクもありますが、この低利の時代にこれだけの高利を合法的にとれるなんて、そんなうまい話は銀行以外にありません。

銀行は「貸付をして利益を得る」ために誕生した機能ではないはずです。

銀行は「国の心臓」としての存在意義を忘れ自己の保身に走ると、近い将来、銀行の存在意義自体が問われる結果を招くことになるかもしれません。

 

【昨日の心・技・体】
心:読書(5%の人 時代を変えていく、とっておきの人間力/清水克衛)
技:なし
体:自宅トレ
・シャドーピッチング50球

 

 

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この記事を書いた人

1978年9月 茨城県水戸市生まれ、埼玉県春日部市育ち。
東京都渋谷区在住。愛犬は4歳、娘2歳。
趣味は、野球(毎週日曜日)、愛犬の散歩。

雇われない・雇わない生き方である「ひとり税理士」として活動しています。

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